どうしたら専任技術者ってなれるの?
なるのって難しい?
専任技術者になる方法を見ていきましょう!
今回は、建設業許可の専任技術者についてです。
この記事は、奈良県のルールを記載しています。他府県で許可を取られる方は要件が異なりますのでご注意ください。
専任技術者とは?
そもそも専任技術者ってなに?
2. 契約通りに工事を実行する
こういった役割を担う人です。
専任技術者になるには?
①営業所に常駐している
専任技術者は、
原則として、営業所に常駐していなければいけません。
ですので、
・営業所から通勤可能な距離に住んでいる人
であることが必須。
あと、ほかの営業所との兼任は不可です。
「ずっと営業所にいないといけないの?」
というとそうでもなく、
下の3つの条件を満たしていれば、専任技術者でも現場にいけます。
・営業所と工事現場が近接している
・営業所と工事現場で常時連絡を取れる
②常時雇用されていること
専任技術者になる人は、フルタイム出勤と
指定の保険加入が必要です。
・会社 >> 雇用保険と社会保険
もし退職などでいなくなると、許可は取り下げが必要です。その場合は専任技術者を新たに配属しなければいけません。
③指定された資格もしくは実務経験がある
専任技術者になるのに必要な条件は
・特定建設業許可
どちらの許可を取るかによって変わります。
一般建設業許可を目指す人がほとんどのため、
そちらに絞って見ていきましょう。
一般建設業許可の専任技術者になるルートは次の2つです。
・指定された実務経験を積む
①指定された国家資格を取る
指定された資格とはたとえば、
・建築施工管理技士
・電気工事施工管理技士
・造園施工管理技士
など..
1つでも取れれば、専任技術者になれます。
ただし、資格によって許可が取れる業種が異なりますので、
自分がやりたい仕事ができるか調べてから取りましょう。
資格取ってから「これ違った」という方がたまにいます…
「何を取ればわからないよ」という方はこちらにおすすめの資格をまとめてます↓
②指定された実務経験を積む
2つ目のルートは、
10年間の実務経験を積むこと。
もし、指定学科を卒業している場合は必要な実務経験が短くなります。
・高校だったら指定学科卒業後、5年の実務経験
指定学科とは
土木工学科、建築学科、電気工学科、機械工学科など…
学科によっては意外な業種の許可がとれますよ
そして、
「実務経験を証明する書類」が必要です。
ただし、
・「実務経験」を証明する書類
は自治体ごとに微妙に違います。
奈良県の場合は
工事を請け負ったときの請求書や領収書が必要です。
10年前のものなんてとっくにないよ
という方でも、やり方によっては揃えられます。
どうやるかはその人の状況次第で変わってくるので、
「書類が揃えられなくて許可がとれるか不安」という方は一度相談してほしいです。
不安と面倒ごと、引き取ります